石けん作り講習会in三浦邸
地元勝山にある旧勝山藩主の邸宅だった三浦邸。(先日の投稿記事はこちら)
こちらのお食事処で働く皆さんから、石けん作り講習のお話をいただきました。
お話をうかがうと、皆さん手荒れに悩んでいたりご家族にアトピーの方がいらしたりと、肌に優しい石けんが作れるならぜひ手作りしてみたいとのこと。
真庭に来て思うのですが「買いたい」ではなく、すぐ「作ってみたい」と皆さんおっしゃってくださるので、それだけ何でも手作りが当たり前の土地柄はすごいなぁと思う。
講師が私なんかでいいのかなぁなんて思いながら、資料とか道具とか準備しているうちに楽しくなってきて、そうそう、私ちょっと前まで学校で教える仕事をしていたんだなぁなんて思ったり。
パームオイルを使用しない、シアバターたっぷりのオリジナルレシピで作ってもらいました。
透明だった油がどんどん鹼化してカスタードクリームのように変化する様にみんなワクワク。
かき混ぜたり、香りやオプションの色を選ぶときに盛り上がったり、わいわいお喋りしながら楽しいひととき。
牛乳パックにきれいに型入れできました。
左上から、時計回りに
米ぬか石けん(ラベンダーとティーツリーの香り)
ローズクレイ石けん(ひのきの香り)
ほうれんそうパウダーとカレンデュラの花の石けん(ローズマリーとオレンジの香り)
ローズクレイの石けん(ラベンダーとオレンジの香り)
皆さん、それぞれ個性が出ています。
そして昨日、切り分けのお手伝いに行ってきました。
精油のいい香りのするマーブル模様の素敵な石けんができあがりました。
皆さん「ええ香りじゃなぁ」とか「ケーキみたいに美味しそうな石けんじゃなぁ」なんて喜んでもらえて私も嬉しい。
普段、私はアクリルモールドを使用していますが、牛乳パックの型も温かみがあっていいなぁ。
あとは熟成・乾燥を待つだけ。
「こんな石けんが作れてええなぁ」とおっしゃってくださるけれど、私にしてみればコンニャクやお餅を当たり前に手作りされている皆さんの方がすごいと思うのです。
いただいた手作りのナスの辛子漬けが美味しかったこと。
来月は三浦邸でお餅作り。
薪で火をおこして、ヒメノモチの餅米を蒸すところから教えてもらう予定です。
世代は違うけど、お互いのできることを教え合うって本当に楽しい。