御前酒と椿油の石けん
最近、三浦邸という勝山のお屋敷に関わるお仕事をしています。
103年間続いた勝山藩最後の城主・第10代三浦顕次の住居として建てられたそうです。
森の中にある邸宅で、門前の樹齢400年の大きな椎の木、いつ来ても鳥の声と季節折々の花が咲き、美しく静かで大好きな場所です。
三浦邸のお食事処で働くおばちゃん達が、「御前様にちなんだ石けんがあるとええなぁ」と言われて試作している石けん。
地元の酒米と清らかな水で作られた勝山の蔵元、辻本店の御前酒。
それと、勝山藩最後の城主の三浦のお殿様がこよなく愛して庭にたくさん植えてある椿にちなんで、椿油をたっぷり入れた贅沢な石けん。
できあがった石けんはほんのりお酒の香りがします。
椿の花をイメージしてローズクレイで色づけしてみましたが、ちょっと可愛すぎたかな。
お酒を入れると、トレースという固まる鹼化のスピードがとても早くて気泡が入ってしまいました。
日本酒は保湿効果もあり肌を白く美しくするとのことで化粧品にも配合されていたりしますよね。
でも、デザインや表面の仕上がりや配合、もう少し改良の余地ありです。
う〜納得いかないとすぐに取りかかりたくなる性分だから、早く次の石けんを作りたい!
本当は連休中も試作に没頭したいところですが、今日もお外大好きな息子とお出かけ予定。
自分のやりたい創作は山のようにあるけれど、子育てだって今しかできない、ある意味「アート」だと思うのです。
さて、今日も一日がんばります。