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Real Garden

岡山県北のリアルガーデン真庭市に移住して子育てと石けん作りの日々

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鈴虫の音色と我が家の生きものたち

季節も移り変わり、気がつけばもう秋の風。
日中も過ごしやすくなり朝晩は寒いくらい。
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空気も澄みわたり、空の色が本当に本当に美しい勝山です。
さて、今回は我が家や近所にいる生きものたちの紹介。

なんてったって、虫や生きものを見つけると手当たり次第に捕ってくる小1男子が我が家にいますから・・・しょっちゅう

「飼いたーいー!」
「世話しないからダメ−!」

の繰り返し。

そんな中で、もう2年以上飼っているのが、息子がパパと知り合いの田んぼで捕まえてきたアカハライモリ2匹。

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いつも出てきて浅瀬が好きな「アサちゃん」と、いつも深いところに潜っている「モグちゃん」。
エサやりが2〜3日に1回と手があまりかからず、なんとものんびりした表情と動きが可愛かったりする(笑)

こちらは息子が旭川から網ですくって捕ってきたメダカ2匹。
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イモリたちと同じ水槽に入居してかれこれ2年目。
こちらも元気いっぱいです。

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昨年はミヤマクワガタを飼っていたけれど、今年は愛媛県の中島に旅行に行ったときに友人のお父さんと昆虫採取に行き、そこでゲットしたノコギリクワガタ。
どうしても飼いたいという息子の懇願に負けて、愛媛から我が家に連れて帰りました。
(家の近くで捕まえたコクワガタも同じケースに同居しています。)

そして、近所の知り合いの方からいただいた鈴虫。
なんとまぁ涼しげで美しい鳴き声。
ラジオをつけるのでさえ野暮ったく思えるくらい、いつも声に聴き入って癒やされています。
まだまだ残暑はありますが、この動画でしばしの涼を感じてみてください・・・。

古くは平安時代から、鈴虫はその鳴き声の美しさから人々に飼われてきた文化があるそうです。

すぐに生きものの世話をサボる息子に「エサやりしなさーい!」と怒ってばかりですが、鈴虫は可愛くてせっせと世話をしてしまう(笑)

それに、わざわざ飼わなくても、ここは夜になれば、鈴虫やマツムシ、コオロギなどの虫の声など美しい音がたくさん。今こうしてブログを書いている早朝も、虫と鳥たちの合奏が本当に美しいです。

そんな自然豊かな環境にいるお陰で、息子はメキメキとたくましくなり、都会にいた頃は怖くて触れなかった虫が今は大好きでガシガシ手づかみしています。
近所に散歩や買いものに出るだけで何かしらを捕まえる息子。

木登りして捕まえたミンミンゼミ。

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近所のスーパーの店内で珍しい真っ黒なハグロトンボがヒラヒラ飛んでいてびっくり。
子ども達が店内で追っかけ回して捕まえて、無事外にリリースしました。

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カエルはもうあちこちに。
マンションで虫を食べすぎてお腹がぷっくりふくれたニホンアマガエルに息子は大爆笑。
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6月下旬にはうちのすぐ近くの川からゲンジボタルが部屋に舞い込んできました。
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夜になってから息子と川に返しに行きました。
夜の散歩がてら美しく光りながら飛んでいくホタルを見送ったのはいい思い出です
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近くの勝山運動公園に遊びに行けば、集まった男の子達で虫探しが始まります。
この日はバッタを大量に捕まえていました。

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いつでもどこでも見かければ、「虫とりしたい!」と言い出すので、車にはいつも虫捕り網と虫かごを常備。

友達と川に行けば、サワガニを捕まえたり、夜のお散歩ではヤモリを捕まえたり、先日は小学校の敷地内で上級生とモグラを捕まえたとか!?
捕まえては図鑑で調べるので、もうすっかり生きものハカセです。

「もうボクは昆虫のことで頭がいっぱいなんだよ!」

とこの夏に息子が言ったセリフに大爆笑しました。

先日、お友だちにポケモンGOをちょっとだけさせてもらいましたが、まったく興味なし。
お散歩すれば出会える「リアル昆虫GO」で頭がいっぱいなのです。

そんな息子を見ていると、ふと一節の詩を思い出す。

手元にある俵 万智さんの大好きな詩集「あれから」より

〜「オレが今マリオなんだよ」

島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ〜

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虫や生きものが大好きで、虫捕り網を持って走り回る息子を見ていると、震災後に都会から沖縄の石垣島に移住した俵 万智さんの息子さんが、石垣島の豊かな自然の中で伸び伸びと遊ぶ姿が目に浮かぶようです。

ある番組のゲームクリエイターさんへのインタビューで、子ども時代に実体験を多くしていないと、ゲームは作れないと聞いたことがあります。

ゲームで育った子はゲームクリエイターになれないと。

ゲームの世界に限らず、よくよく考えてみたら当たり前のこと。
いくら現実に似せてバーチャルな世界を構築しても、実体験に勝るものはないのです。

わざわざ親が体験させなくても、身近に当たり前に自然を感じられる。

学童がない日は、ランドセルを放り出して宿題を超特急で済ませて、
「お友だちと探検に行ってくる〜!」と外へ飛び出していく息子。

鈴虫の鳴き声、ホタルの光、ハッとするほど美しかったミヤマカラスアゲハ、トンボを捕まえて指先を噛まれて痛かったこと、川でオオサンショウウオを見つけたこと、いつか大人になったときにそんな生きものたちとのワクワクした触れあいを思い出してくれたらいいなぁ。

さて、今日は日曜日。

今日も虫とりしたいと横で坊ちゃんがうるさいので、今日はここらへんで(笑)

 

 

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