秋のサイクリングとハレの日ごはん
秋の真庭の紅葉はそれはそれはきれいでした。
先日は東京から友人が遊びに来てくれて、一緒に神庭の滝に行きましたが息をのむほど美しかったです。
さて、最近の我が家の休日は、自転車に乗れるようになった息子(以前の記事はこちら)とサイクリングに出かけることが多くなりました。
こちらでの生活は汽車や市内バスの本数は少なく、車中心。
また県北は都市部と違って、駐車代が広い、そして料金がかからないので、ついつい近場でも車を利用してしまうのです・・・。
私もこちらに来てから、車生活中心のためどうしても運動不足になりがちなので、自転車好きな息子にかこつけてサイクリングに行くのが最近の休日の楽しみです。
勝山は町中を外れると山が多く、国道沿いも危ない箇所もあるので、どこでも行けるという訳にはいかないのですが、お世話になっているノザキサイクルさんから子どもでも利用しやすい川沿いの道を教えていただきました。
勝山文化センターの駐車場から、ずっと川沿いに進み、7キロ先の隣町の久世まで行くことができます。
以前は歩くにはちょっと遠い、勝山の温水プール水夢やホームセンターも車で行っていましたが、最近はあえて自転車で。
家からプールまで自転車でほんの10分程度の距離ですが、景色が良くて吹く風が最高に気持ちいいのは、都会にはなかった贅沢さ。
この前の休日コースは、息子が木でだんじりを作りたいと言うので、自転車で勝山木材ふれあい会館に行き木材を詰め放題500円で調達。
川沿いの道をびゅんびゅん走り、気持ちがいい川沿いでお弁当。
サイクリングの道すがら、タンポポ摘んだり、ミミズやシラサギやフクロウに出会えて、自然豊かだなぁとしみじみと思う。
帰りにかぴばらコーヒーで息子はお気に入りのレモネードを飲み、私は豆乳カフェラテが定番。
店長のトモエちゃんやヨウコちゃんと楽しいおしゃべりしたり、調味料やヨウコちゃんのお野菜をお買い物したり、息子も私も大好きな場所。
息子は自転車でどこまでも行けるのが楽しくて仕方ない様子で、少しずつ距離を伸ばして、先日はパパと一緒に久世まで行ってきました。
秋色に染まった自転車道。
もうそろそろ冬の気配です。
パパと帰りに国本鮮魚店さんでお買い物して、息子も一緒に揚げものをお手伝い。
久しぶりのハレの日のごはんは、鱧とすりおろした勝山特産の銀しぶきのフリットにGGファームからいただいたお野菜に、アンチョビとニンニク、柚子とビネガーとオリーブオイルを効かせたドレッシングでからめて。
やわらかくて上品な鱧と、ふわっとしながらコシのある銀しぶきのフリット、それに負けないくらい香りや味がしっかりしているお野菜たち。
鱧や銀しぶき、柚子など和の食材を使った爽やかなイタリアン。
カニとアサリのパスタに息子も大喜び。
もー悶絶の美味しさでした。
カロリーもエンゲル係数も上がっちゃうけど、パパはたまにしか作らないからハレの日ごはんw
この日は真庭あぐりガーデンで自然栽培のカブや里芋が購入できたので、カブの煮物と里芋の揚げ浸し。
カブはダシと白醤油で上品に仕上げて、早めに火を止め余熱で仕上げるのがポイント。
カブが甘くてダシがきいて美味しいのです。
里芋の揚げ浸しは、蒸した里芋に小麦粉と片栗粉をふって揚げて、醤油とみりんとダシのめんつゆ風のタレにつけこみます。
息子が保育園の畑で収穫してきたサツマイモと、地元青大豆の豆腐の味噌汁。
カブの葉は蒜山産のエゴマと炒めて、ふりかけにするとごはんが進みます。
忙しいときは炒め物とかになりますが、ときどききちんと作る和食はやっぱり心も体もすっきりと整う感じがします。
そうそう、息子が調達した詰め放題の木材がどうなったかと言うと・・・
釘を使ったら割れてしまい、それならとボンドを使いだんじり作っていました。
車輪用に買ったヒノキの輪切りの木材は若連の名前を書いて、なぜかお風呂用に浮かべてぶつけ合うだんじりオモチャに(笑)
最初はお風呂でもだんじり喧嘩に嫌々付き合わされていましたが、浴槽に浮かべたヒノキの香りで案外いい感じです。
(だんじり祭り終わって1ヶ月経ったのに、まだまだブームは続いているようです・・)
そうそう、自転車道にぴったりの旭川沿いの道、あと数年で久世から落合まで通じるそうです。
そしたら片道10キロ以上のいいサイクリングロードになりそう。
自然豊かな田舎でありながら、適度に町でいいお店もいろいろあり、ちょっと足を伸ばせば高原も温泉もある、移り住んで1年半になるけど、本当にいい場所だと思う。
自転車に乗りだすと、風の匂いや四季折々の風景、車とはまた違った世界が拡がる。
春になったら自転車で久世のトンネル桜を見に行くのが楽しみです。