石けんクラフト教室
昨日は、友人を通じて地域の小学校の保護者の方から講師のお話をいただいて「親子石けん作り教室」に行ってきました。
小学校へ行く道すがら、可愛い汽車が走っていて、のんびりとした田園の風景に癒やされます。
到着した小学校は、廊下には賑やかな子ども達の声が響き、古い下駄箱、チャイムの音・・・
初めてお邪魔した学校だけれど、すべてが懐かしい。
本日の教室は、まずは石けんのお話。
ビンに入れた水と油に、石けん液を加えて
撹拌→乳化させる実験をしながら、
石けんが汚れを落とす仕組みを伝えます。
川や海に流れても微生物によって分解されること、
合成洗剤との違い、
生分解されない合成洗剤は川や海に蓄積し続けて、
海の堆積物から検出されること。
理想を言えば、石けんさえ多くは環境に流したくないけれど、まずは、パラベンや抗菌剤などを含んだ合成洗剤やシャンプーが人の体や環境にどんな影響を及ぼしているのか、保護者向けにも資料を配りました。
ただ作って楽しむワークショップだけでなく
水源の里の真庭だからこそ、子ども達に石けんを通して
何かしら気づきがありますようにと願いを込めて。
久しぶりの教壇に緊張しましたが、
子ども達は熱心に耳を傾けて話を聞いてくれました。
次は、いよいよクラフトタイム。
小学生向けのワークショップなので、苛性ソーダは使わずに、私があらかじめ作って用意した石けんをすりおろしてもらって、粘土のようにこねてクッキー型などを使い自由に形を作ってもらいました。
ドライハーブなどを混ぜ込んだり、
色は、自然の素材のみで。
ピンククレイ、イエロークレイ、よもぎ、富原茶、麻炭など
できあがった色合いも、なんとも素朴で温かみがあります。
次のクラフトは、食用グレードの重曹とクエン酸、片栗粉を使ったバスフィズ作り。
あらかじめ作っていったバスフィズをボールの水に落としてデモストレーション。
炭酸ガスがシュワシュワ出て、「お〜!!」と子ども達から歓声があがります。
色つけに、各色のクレイや麻炭を混ぜて、肌に刺激の少ないアロマオイルからお好みのものを選んでもらって香りをつけます。
(時間がなくなってしまって、子ども達のバスフィズの写真撮り忘れました)
2校時分の時間をいただいていたので、余裕があれば、真庭の川の水質検査の結果についてもお話したかったのですが、さすがに時間オーバー。
もうちょっと時間配分を考えないと・・・と反省。
子ども達が目をキラキラさせて、夢中で取り組んでくれたので良かった。
ご協力いただいた保護者の皆さまにも感謝。
すべて終えて帰宅したらぐったり。
前日から私がクラフト材料の準備をしていたのを覚えていた息子は、保育園のお迎えから帰るなり
「ボクもシュワシュワ作りたいのー!!」と大騒ぎ。
小学校でエネルギーを使い果たしてクタクタで、正直もう勘弁・・・
だったのですが、夕食後に息子とバスフィズ作りました。
息子のオーダーでグリーンクレイで色つけして、
ほんの少しピンクのヒマラヤ岩塩をトッピング。
お気に入りのWECKのガラスびんに詰めて、脱衣所に置いています。
息子が選んだ、オレンジ、ラベンダー、ローズマリーのブレンドもとてもいい香り。
真庭の水は水道水でも、もともと肌あたりがやわらかいのすが、このバスフィズを入れるとさらにお湯がまろやかになって湯上がりも肌がすべすべで自分でもびっくり!
「ママの石けんやシュワシュワはきもちがいいね〜。
売ったらぎょーれつができちゃうよ!」
なんて言ってくれる息子が妙に可愛い。
保健室の仕事を離れて1年ちょっと。
現場はもう離れたけれど、
こうして大好きな学校と繋いでくれた人達に心から感謝。
教室に参加してくれた子ども達も、こうしてお家でも手作り石けんやバスフィズの気持ちよさを感じとってもらえたら嬉しいな。