筍・山菜・春の食卓
4月も下旬になり、待ちに待った山菜の季節になりました。
先日は「ネイチャーワークスうえだ」というイベントに息子と参加してきました。
お山のてっぺんにある可愛い木造校舎の上田小学校に集合して山道を歩いて、山菜採りやバードウォッチング、ノルディックウォーキングを楽しみました。
真庭市内の南に位置しながら標高400m近くある上田地域。
天気も良く風もさわやか。
子ども達も山菜のことを教えてもらったり、トカゲやテントウムシを捕まえるのに夢中になったりしながら約4キロの道のりをがんばって歩きました。
昼食にいただいた山菜天ぷらと山菜おこわのおにぎりが美味しかった〜!
ゼンマイ、ワラビ、タラの芽、コゴミあたりは知っていても、まだまだ知らない山菜がたくさん。
そしてこちらに来てから大好きなったのがコシアブラ!
天ぷらにするとほのかな甘みと苦みが絶品なのです。
ゆでて、ゴマ和えにしても美味しいです。
先日は富原の方からコシアブラをどっさりいただきました。
そして数日後。
ピンポーンとチャイムが鳴り、友人から立派な筍をいただきました。
届いたらすぐにアク抜き。
今年は、こうして何度も筍をゆがいています。
そして筍と相性の良い山椒の葉。
こんなにたくさん入って、近くの「健康の里」という直売所で110円。
東京ではほんの少しでも100円くらいするのに、びっくりのお値段です。
色止めのためにさっと湯通ししてから、白味噌とみりん、米飴を入れて山椒味噌を作ります。
ちなみに、この後も、追加で山椒の葉を購入して1年分作りました。
冷凍すると色も鮮やかなまま使えます。
山椒味噌を添えた、ある日の朝ご飯。
筍に鶏肉のコクがしみて美味しい煮物。
山椒味噌が香り高くて美味しくて、息子もご飯とパクパク食べます。
筍のシャキシャキの歯ごたえに、お出汁の風味のつやつやご飯。
ああ、春って幸せです。
筍をたくさんいただいたので、今年はメンマも作りました。
本当は発酵させるとのことですが、短縮バージョンで半日ほど筍を干します。
息子も筍を並べるのをお手伝い。
ゆっくりとお出汁で煮含めて、味付けは醤油とみりん、ごま油、ラー油のみ。
甘さは控えめだけど、干して旨みが凝縮して歯ごたえもバッチリで止まらない美味しさ。
コシアブラの天ぷら、筍の木の芽和えと共に、さっそく夕ご飯に登場。
実はこの日のお吸いものに入っている細い筍(姫竹?スズタケ?)は、息子が学童の裏山で掘ってお土産に持ち帰ってきてくれたもの。
上の学年になれば、もっと山の上の方まで行けるので連日筍を持ち帰ってくるとか!
筍が掘れる学童なんて、なんてワイルド!素敵すぎます!
息子も自分で掘った筍がよっぽど美味しかったらしく、
「ボクのタケノコ世界一おいしい!」
と、とーっても嬉しそう。
そして、最高に美味しかったのがタケノコ餃子。
餃子は今までに何度も息子と一緒に包んでいるので、6歳ながら手付きは慣れたものです。
下の写真の餃子はすべて息子作↓
まだ手が小さいので、具材をたくさん包むことはできないけれど、なかなかのできばえ(^^)
具はタケノコ、真庭の原木栽培の椎茸、ニラ、キャベツでお肉なしのベジ餃子。
先に椎茸とタケノコをごま油で炒めてニラ醤油でしっかり味付けしています。
お肉なしでも椎茸のコクと、筍の食感で物足りなさはありません。
我が家定番の羽根つき餃子。
筍の根本を使ったので食感が抜群で、いくらでも食べれます。
ちなみに息子は私と一緒に料理をすると、いつもレシピ帳を自主的に作成しています。
せいろでキャベツを蒸すところとか、よく観察しているなぁ。
ここの場所に引っ越してきたからこそ、息子も自分でとった筍や山菜を自分で調理して食べることができる。
自分で採ってきたり作ったりすると、以前は苦手だった山菜や筍でも食べっぷりが全然違う。
息子が大きくなっても自分で筍や山菜をとって調理できるようになったら、それこそ生きる力だし、とっても豊かで幸せなことだなぁと思う。
息子は「今日も学童でタケノコ掘ってくるね!」とはりきっています。
あともうしばらく春の味覚を楽しみたいと思います。