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Real Garden

岡山県北のリアルガーデン真庭市に移住して子育てと石けん作りの日々

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真庭の図書館

引っ越してきた家の近くには図書館があります。

決して大きくはないけど、なかなかいい本が置いてあって小学校のすぐ近くなので地域の子ども達もよく利用しています。

手ぶらで行っても図書館専用のバッグを貸し出してくれるのはとてもありがたいサービス。都会みたいに新刊を予約して100人待ちとかしなくてもすぐ借りられるし、岡山県立図書館の本も取り寄せてくれるので、読みたい本はたいてい借りることができます。私はカーリルというサイトに岡山県立図書館と真庭市立図書館を登録すると一括検索・オンラインで予約できてとても便利です。

引っ越したばかりのまだ右も左も分からない頃、図書館の司書さんはすぐに息子の名前を覚えてくれて、どこに住んでいるか聞かれたので家の場所を伝えたら、ちょうど明日の土曜日に読み聞かせのお話会があるのでいらっしゃいと声をかけてくれました。

ちょうど明日は家に大きな荷物が届く日で、午前中来られるかな〜と息子と話していたら、「あら、それなら近所の子に声かけてあげるわ」と無料電話(真庭市内の無料通話回線)で「新しく引っ越してきた子を明日誘ってあげて」と電話してくれてびっくり。

翌日の朝、ピーンポーンとチャイムが鳴り「○○くーん、一緒にお話会に行こう!」と近所の小学校高学年のお姉ちゃんとその弟や友達やら4人も玄関前で待っていてくれて、半信半疑だったのに本当に迎えに来たわとこれまたびっくり!
子ども達があっという間に息子を図書館まで連れて行ってくれて、一人玄関で呆然とする私。

私が生まれ育った土地では絶対にない感覚。いわゆる「おせっかい」を図書館の司書さん達も近所の子たちも当たり前のようにしてくれて、都会とは違うその一歩踏み込んだ親切に、ありがたくて涙がこぼれました。

そして、図書館にはもう一つ書いておきたいエピソードがあります。

閉館間際に息子が借りたかった本がなくてグズってしまったときに、素早く市内の蔵書を調べてくれて、落合図書室に今すぐ行けば借りられるよ!と教えてくれた司書さん。

時間ギリギリで車で勝山から落合に向かうけど、まだ引っ越したばかりで落合図書室の場所がよく分からず6時の閉館時間は確実に過ぎそう。

車を止めて落合図書室にごめんなさいもう閉館時間ですよね?と電話したら、
「閉館は6時半なのでゆっくりで大丈夫ですよ。勝山図書館から連絡を受けてお子さんのご本お取り置きしてありますよ。」
と言われてびっくり。

ようやく落合図書室に6時20分にたどり着いたらドアは開けらていて看板には「閉館6時」と書いてある。

閉館6時なのに私が焦らないように「6時半まで大丈夫ですよ」と言ってくれて本を用意して待っていてくださった落合図書室の司書さん。あらかじめ落合図書室に電話してくれて私たち親子がこの本を借りに行くからと連絡してくれた勝山図書館の司書さん。
親切の連係プレーにこれまた涙腺をやられてしまう私。

真庭の人達にとって、この感覚が当たり前なのかな?近所の子ども達も大人もみんな当たり前に優しい。

図書館バッグに本をいっぱい借りて中橋を渡る息子。
困っている人に「おせっかい」を当たり前にさらりとしてあげられる、息子もそんな大人になってくれるといいなと背中を見て願うのです。

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