もうすぐ勝山喧嘩だんじり
山の木々が少しずつ秋色に染まってきた勝山。
10月19日、20日は勝山のお祭り、勝山喧嘩だんじりがあります。
町も各地域に提灯やのぼりが立ちはじめ、町並み保存地区の観覧席も着々と準備が整ってきています。
もともとお祭り大好きだった息子は昨年、初めてのだんじり喧嘩に大興奮。
2トン〜2.5トンのだんじりがぶつかりあう様は、すさまじい音と胸まで響く振動で驚くほどの迫力。
江戸時代から続くこのお祭りは、毎年10月19日と20日なので平日になることも多いのですが、勝山から都会に出た若者が毎年忘れずに祭りに帰ってこれるようにと、あえて日付を変えないそうです。
だんじりがあるから都会に出ないで勝山に残りたいと地元の高校生が言うくらい、世代を繋ぐ大切なお祭りでもあります。
そして町ぐるみのお祭りは、息子の通う保育園にも。
保育園に登園すると連日のように
「おいさーおいさー」とだんじりごっこをする子ども達の声が聞こえます。
なんと、ミニチュアの木のだんじりが保育園にあるのです。
これを引けるのは年長さんの男子だけの特権だそうで、年中だった昨年は段ボール箱のだんじりを引っ張っていた息子も、今年はこの木のだんじりを引くことができて嬉しそう。
お友達とそれぞれ住んでいる地域の若連になって、手作りのだんじりをぶつけあって遊んでいます。
保育園にも提灯や紅白幕が飾られて祭り一色。
地域の勝山小学校の子ども達は授業は2校時までで下校して、だんじりに乗りこみ御神輿と共に町を練り歩きます。
昨年も昼間は練り歩くだんじりに息子を乗せてもらい私もついて歩き、夜は6時から喧嘩だんじりと朝から晩までお祭り騒ぎの2日間。
お母さん方も、「祭りの日は子どもがだんじりに乗りたがるから仕事を休まなきゃ〜」と言いつつも、楽しみにしている様子が伝わってきます。
祭りの1ヶ月ほど前から、勝山の各地域の詰所ではだんじりの準備で男の人たちが集まっていますが、
我が家でも息子が毎晩のように段ボール工作とだんじり遊びに興じています。
昨日はだんじり喧嘩の対戦表を見て、地域ごとのだんじりの注目の対戦をマーカーでチェック・・・(一瞬、我が子が競馬新聞をチェックするおじさんに見えたw)。
ひらがなだってようやく読めるようになってきたのに、城若連、西若連、上若連、中若連、元若連・・・と11もある若連の漢字だけはいつの間にやら読めるようになっていてびっくり。
ハイハイ、分かってますってば。
そして今日、冷蔵庫を見たら・・・
もう、しつこいくらいのアピール(笑)。
以前住んでいた場所でもお祭りはあったけれど、こんなに町ぐるみではなかったなぁ。
せっかく盛り上がっているのに、一方では夜は音がうるさいと苦情があって8時には鐘や太鼓の音がぴたりと止んでしまって、すごく寂しかったのを覚えている。
「だんじりがあるから勝山に引っ越して来て良かった」なんて息子は言う。
そうそう、私も昨年の迫力のだんじり喧嘩を思い出すだけでワクワク。
一年で一番楽しみな日だったりするのです。
日本人のDNAなのか、鐘の音を聞くと血が騒ぐ。
18日の宵祭りも楽しみです。
※だんじり祭りの様子をUPしました。こちらをクリック。