夏の元気ごはん
2週間ほど前から首を痛めてしまい、
昨日は仕事をお休みいただいて、ゆっくり休養したら
お陰でかなり楽になってきました。
地元の人も例年にない暑さとだとか、
じりじりと照りつける日差しの強い真庭ですが、
夜は気温が下がり快適。
息子は夏休みモードでますます元気いっぱいです。
私は家でやりたいことが山積みなのですが、
休日の息子は早朝から起きるなりすぐに着替えて
ニコニコしながら、
「今日はどこに行こうか?」
あーあー・・・休日くらいゆっくり寝ててくれ。
お外大好きな男の子のママは大変・・・。
こちらは関東と違って夏は夜の7時半過ぎまで空が明るい。
「まだ明るいから遊ぶ〜」
となかなか帰りたがらないので
日が長いのも考えものです(^^;
とりあえず遅く帰ってきても、
大きなお鍋でまとめてひいた
お出汁だけは冷蔵庫にストックして
おくとなんとかなります。
(麦茶のボトル等で4日くらいは大丈夫)
普段は昆布出汁ですが、やっぱり鰹節は別格。
鰹節のお出汁をひいていると息子も
「おだしのいい香り〜」
と鼻をくんくんさせます。
鰹節は最近、海洋汚染がどうかなと思い
念のため、WHITE FOODの鰹節を使っています。
贅沢品なので、二番出汁までとって大切に大切に。
先日息子からのリクエストで作った茶碗蒸し。
普段は野菜と穀物中心の我が家の食卓ですが、
蒜山の山田農園さんやパパラギ農園さんの
平飼い卵はたまにのお楽しみ。
卵液1に対し、だしを4倍量で
ギリギリのふるふるに固めるのが好き。
そして朝ご飯には必ずお味噌汁。
夏はエアコンや冷たい飲食物で下半身や内臓が冷えて
調子を崩す人が多いのですが、お味噌汁は冷えた体を
中庸に戻してくれます。
この日はママ友の絶品手作り納豆をネギと人参、
自家製ニラ醤油とゴマ油で炒めた一品。
少し濃いめの味付けでご飯が止まらない〜。
赤大根の梅酢漬けは食べてみたら「美味しい!」
と息子に大ヒット。
大根が少しからいのでハチミツをほんの少し
入れたから子どもにも食べやすいようです。
梅酢のクエン酸が夏の疲れをとってくれます。
そして昨日作った我が家の夏の定番の常備菜。
夏野菜の揚げびたし。
蒜山耕藝さんのズッキーニやいんげんが美味しい!
こちらにもお出汁のストックが大活躍。
お出汁に醤油と塩と白たまりと唐辛子も浸けて。
熱々も美味しいけど、冷蔵庫に入れて冷たくして
いただくのも野菜にお出汁がしみて美味しいのです。
お酢をたっぷり入れて南蛮漬け風にしたり、
揚げびたしの味はその日の気分次第。
ホーローの容器にたっぷり作ったからしばらく安心。
休日のお昼ご飯はラーメン食べたい!という息子の
リクエストにより玄米麺の冷やしつけ麺。
つけダレは昆布と干し椎茸の出汁に豆乳ベース、
練りゴマ、白味噌、ネギ油の香りをきかせて豚骨風に。
動物性不使用とは思えないくらいコクがあって、
まろやかな味はまさに豚骨スープそっくりでとーっても美味!
基本、私がつくるごはんは野菜ばかりで、
あまり「ハレの日」向きではないのですが、
普段の「ケの日」の食事が健やかな体を、
そして子どもの味覚を育むと信じて台所に立つ日々。
お陰で夏バテはないけどうちの息子(平熱36.9度)は
朝から晩まで元気すぎて私の首が回らなくなるほど・・・
先日ママ友と夏バテや冷え性の話になったのだけど、
スポーツドリンクやアイスや菓子類に
入っている、薬品のように精製された
白砂糖や果糖ぶどう糖液糖などの
異性化糖などの糖分は極端に体を
冷やしてしまいます。
保健室で働いていた頃は、冷え性の生徒に
「体温が1℃下がると、免疫力が30%以上も
低下すると言われているし、代謝も落ちて
太りやすくなってしまうよ!」
とよく言っていました。
他にも白砂糖や異性化糖の影響は
糖尿や低血糖、頭痛、肌への影響、
ビタミンB1欠乏による疲労感、
血液の酸化や腸内環境の悪化による
アトピーやアレルギー症状の悪化など
あげればきりがないほど。
もちろん我が家では外食もするし、
甘いものを食べるときも
あるけど、まずは家庭での料理に極力、
砂糖を使わないのが
第一歩かもと話をしました。
最初は物足りなく感じるけど、
味覚が戻ってきたら
旬のお野菜の甘みにびっくりするはず。
精製された白砂糖よりは、
甜菜糖やきび砂糖や黒砂糖(三温糖は×)、
そしてそれよりはみりんや米飴など。
さらに自然塩や、無添加・天然醸造の味噌、
醤油、お酢、そして菜種油などの良い油と
お出汁があれば、お砂糖をそれほど使わなくても
素材のおいしさが引き立ちます。
そして何よりも「楽しく・美味しく」ないと、
どんなに健康的でオーガニックな食べ物でも
心と体は満たされない。
我が家は家族全員食いしん坊なので、
「お肉食べたい!甘い物食べたい!」
という時は食べるし、
あまりストイックになりすぎずに
ゆるーく、楽しく、美味しく
暑い夏も元気に過ごせる日々のごはん。
息子は今日も料理本を開いて
「これ作って!」
とか言ってくるだろうけど、
さて、今夜は何を作ろうかな。