親子で三平山登山
日曜日に真庭市の蒜山地域にある三平山(みひらやま)
に行ってきました。
場所はちょうど鳥取と岡山の県境にあり標高は1,010m。
子どもと一緒にちゃんとした登山は初めて。
一緒に登る友人一家も山登りは初とのことでしたが、
今回山を案内してくださったBさんによると、
三平山なら初心者や子連れに最高の山だそうです。
登山口の駐車場まで行ってみて、なるほど、すでに標高が
およそ700mと高いところにあるので、大人の足で45分
幼児の足でも1時間〜2時間見ておけば大丈夫だそうです。
木立の中を歩くと、早朝や日暮れじゃないのにヒグラシが
気温が低くて勘違いしているのか「カナカナカナ・・・」
と涼しげな声を響かせています。
ウグイスや鳥たちのさえずりも聞こえて、
子ども達は何かの生きもののフンを見つけて大騒ぎしたり、
大人も子どももワクワクの楽しい山道。
木立を抜けると、青空と一面の草原。
草の青い香りが清々しい。
強い日差しに今度はミンミンゼミの声が響きます。
登りながら見える蒜山三座に最初は「きれ〜!」と
感嘆の声をあげていた子ども達も、
登りがきつくなってくると、
何度も「疲れた〜」と座り込みます。
でも山のエキスパートのBさんが、
「もっと登ったら大山や海が見えるよ〜」と
聞くと「本当〜!?」と急いで立ち上がり山道を駆け上がります。
子どもって何かに興味を持った瞬間に疲れを
忘れてしまうのが見ていて面白い。
9時に出発し、途中休憩を入れながら1時間ちょっとで登頂!
山頂は360°のパノラマビュー!
天気にも恵まれて最高の景色。
蒸し暑い日だったのですが、山の上の
あまりの風の気持ちよさに、山頂のすぐ横の草原へ
かけだす子ども達。
山頂から臨む凜々しい大山、
そして米子市の弓ヶ浜と海も見えます。
山頂で早めのお弁当を食べたら、みんなで鬼ごっこ。
山頂から臨む蒜山地域。
ラピュタの世界みたい。
この標高500mの高原地帯が太古の昔は広大な湖だったなんて神秘的。
みんなで記念撮影。
1歳の子をおんぶして登ったお友達のパパさんすごい!
山のガイドをしてくださったBさん、本当にありがとうございました。
稜線の美しい蒜山を眺めながらの下山も格別でした。
今回一緒に登ったのは、昨年まで活動していた、
真庭森のようちえん「あかとんぼ」の友人家族。
今年は活動がなくて、残念だけど
お散歩会しようよと言い出したのがきっかけでした。
森のようちえんがなくても、こうして親が連れ出せば
すぐ近くに素晴らしいフィールドはたくさんある。
こうして子どもと一緒に自然の中に出かけられるのは、
人生の中で本当にわずかな時間。
山頂で「わぁ〜」と歓声をあげ、
目をキラキラさせながら一緒に見た雄大な景色、
強い日差し、風のにおい、小鳥やセミの声、
息子が大人になっても覚えていてくれるといいな。