初秋の食卓
初秋の真庭は、それはもう空気が澄み渡って空が高く美しい季節です。
先日は家族で蒜山方面に行き、鬼女台(きめんだい)まで行ってきました。
雲ひとつなく大山がくっきり見えます。
ここが紅葉になったら更にきれいだろうなぁ。
先日、突然「鮎いるか〜?」とご近所さんから鮎をいただきました。
こちらでの旭川の鮎かけは夏の風物詩でしたが、目の前の川で釣りたてを急速冷凍した鮎。
もう鮎かけも終わりの時期だそうで、大きくて立派。
本当にスイカの香りがする!
ちっとも魚臭くなくて、身がやわらかく上品でとっても美味。
鮎には蓼酢といきたいところですが、塩焼きにしたものを最初は醤油で、その後に夫のアイデアで、蒜山でルーチョさんが輸入しているOriva siculaのオリーブオイルをかけたら、シチリアの青いオリーブの香りが鮎を焼いた香ばしさと相まって、これまた絶品でした。
息子は保育園でも園庭で焚き火をして地元の鮎の塩焼きを食べたそうです。
地元の川で釣れた魚を食べられるって本当に贅沢なこと。
真庭というと山奥で魚がいいの食べられないのでは?
と引っ越した当初は思っていたのですが、地元にいいお魚屋さんを見つけたのです。
国本鮮魚店。
勝山の新町商店街にある鮮魚店で、料理人の夫もイチ押しの魚屋さん。
魚の鮮度が抜群で、刺身でも煮魚用でもすぐにおろしてくれます。
この日は日本海の白イカを購入。
震災以降、魚の放射能汚染も気になるところですが、真庭は日本海の魚が手に入りやすいのでありがたいことです。
お刺身で楽しみ、残りをパスタにしてみました。
友人の自然栽培農家、陽子ちゃんのバジルと合わせて、白イカとジャガイモのジェノベーゼ。
パスタと一緒に茹でたジャガイモが崩れかかってソースとからまって美味しい。
白イカは、火が通りすぎないように、最初にさっとオリーブオイルで炒めて、途中取り出して最後に合わせたら、白イカの甘さが際だちます。
うちのベランダで育たなかった固定種の種を陽子ちゃんにたくして育ててもらったバジル。
ふわっとミントみたいにさわやかな香りで、バジルが嫌いな息子がよく食べました。
そして一昨日は、国本鮮魚店さんのアジで南蛮漬けを作りました。
これだけのアジをさばいた状態にしてもらい全部で350円と良心的!
たっぷりの玉ねぎとニンジン、こんがり焼いて皮を剥いたパプリカ。
野菜は先日の記事で投稿した真庭あぐりガーデンで購入。
アジが美味しすぎて箸が止まらない。
常備菜で作ったつもりが、2日もたたないうちにあーっという間に食べてしまいました。
こうしてお魚を美味しくいただく日もありますが、基本、我が家は穀物菜食で、肉と魚は時々しか食べないようにしています。
でもあくまでもゆるベジで、もともと食いしん坊なので、今日はお肉が食べた〜い!
と言うときは食べちゃうくらいのゆるゆる加減。
でも、基本は菜食にしていたほうが、体にも環境にもお財布にも優しいのです。
イワシが昔ほど獲れなくなって値段が上がってきたり、うなぎやマグロも然り、魚の乱獲も次世代に食べられる魚がなくなっていく深刻な問題だそうです。
肉食もちょっと調べると健康影響だけでなく、ものすごい環境破壊です。
興味のあるかたはこちらの「ごはんでエコ お肉を食べない4つの理由」のPDFパンフが分かりやすくまとまっているのでクリックしてみたください。
卵も、たまにのお楽しみで近所の大前商店さんで無農薬農家さんの平飼い卵を購入しています。
息子が大好きな卵かけご飯も「たまにのご馳走」と息子に言っていますが、私にとって一番楽な日だったりするw
穀物菜食中心にすると体が軽くて調子が良く、息子も私も風邪ひとつひきません。
都市部から真庭に移住して食環境がどうなるかと思いましたが、地元の新鮮なお野菜とお米。
いい商店さんやお魚屋さんに恵まれて、地元の方からこうして鮎までいただいたりして、お陰様で豊かな食卓。
感謝・感謝の日々です。