今季初の雪道運転
今週は岡山県北でも、まとまった雪が降りました。
目を覚ますと積もった雪に音が吸収されしーんと静寂に包まれる朝が好きです。
でも降るとちょっと大変で、出勤前にまず車の雪おろしから始まります。
真庭は南北に長く標高差があるので、同じ日でも南部の落合だと車の上に雪がなかったり、北部の蒜山や湯原だと更に雪かきが加わったり、住んでいるエリアによって雪の量もぜんぜん違います。
私の住む勝山や隣町の久世あたりは日中にはたいてい道路の雪が融けるので、日当たりのいい場所は雪かきも必要ないくらいなのですが、早朝は凍っていたりするので要注意です。
特に橋の上は地熱がない分、雪が残りやすく凍りやすいと移住してから初めて知りました。
（息子が車内から橋の様子を撮影）
子ども達は保育園でせっせとかまくら作り、楽しそう〜♪
もともと関東にいた頃の私は10年以上ペーパードライバーで、旅先のレンタカーでさえ怖くて夫にお願いするくらい運転が苦手でした。
でもこうして車必須の場所に引っ越すと最初は怖々でしたが、道は渋滞もなくスムーズだし、駐車場も広いところばかりで、四季折々の景色も美しく、気がつけば運転が大好きに・・・。
人間やればなんとかなるものです。
しかも最近のスタッドレスタイヤは優秀で、ゆっくりブレーキだったら凍結路面でもある程度ちゃんと止まります。
でも、下りの坂道のカーブなんかはスタッドレスでも軽くつるっと滑ったときもあるので、やはり油断は禁物。
タイヤを過信せずに、とにかく速度を落として、ブレーキをなるべく踏まずエンジンブレーキを使い、急ハンドルをしない、橋の上や日陰の凍結に注意するなど、地元の人達にいろいろ運転のコツを教えてもらっています。
昨年は仕事で蒜山に行き、吹雪で覆われた側溝が見えなくて、片側の車輪が落ちたりもしましたが(^^;
幸いJAFを呼ぶ前にすぐに地元の人達の連係プレーに助けてもらったりして、日々こうした経験値を積み、自分でも移住前に比べて逞しくなったなぁと思う。
そして何よりも雪でお化粧した山や木々は本当に美しいのです。
先日通った道も、枝に積もった雪がさらさらと落ちているところに木漏れ日がさして、とてもきれいでした。
先日、数センチの積雪で都内で交通機関が混乱とニュースになっていましたが、私も2014年2月の関東での大雪を経験しているので、人口が密集し、かつ雪慣れしていない地域に降るといかに大変かがよく分かります。
そういえば、あの時ホームセンターで雪かきスコップが即完売となってしまい、我が家はチリトリで雪かきしたなぁ。
冬用タイヤを履いていない車がほとんどなので、路面でスピンして真横になって路地を塞いでいたり、あちこちで衝突事故を起こしていたり、車が使えないから電車やバスに集中し、ホームに人があふれて職場に到着するのに何時間もかかったり、物流は停滞し、小学校が休校になったり・・・。
いつもは数分おきに電車やバスが来る便利な都会だけれど、ひとたび何かあって電車が止まったりすると大混乱になるほど人が密集している。
こちらは、普段は汽車もバスも少なく不便ですが、雪が降る前に皆スタッドレスタイヤに交換しているし、凍りそうな場所には凍結防止剤（塩のようなもの）を予めまいていたりするし、たくさん降る蒜山などは除雪車も出動します。
雪道運転も皆さん慣れているし、人口密集もしていないから混乱も起きず、大雪が降っても職場も保育園も学校もいたって平常で拍子抜けしてしまうほど。
ここは都会ほどなんでもある訳ではないけれど、こうして雪が降っても当たり前に平穏に過ごせる。
地域の人のつながりも強いから、もし災害が起こったとしても助け合えるし、きっと大丈夫だと思える安心感があります。
道に降っても普段通り車がどんどん走るから、日が差すとわだちから雪が溶けるのも早く、勝山のこの道も夕方にはすべて雪がなくなっていました。
雪が降ると「わー大変だ」と思うけれど、息子は大喜びだし、景色は美しいし、運転にも少しずつ慣れて、徐々に大変なものから身近で当たり前の風景としていけたらいいなと思う。
ちなみに今日から西日本を中心に大寒波が来るそうで福岡でも雪が降るとか。
真庭の天気予報では今夜の最低気温がマイナス6℃とか出ているのでドキドキです。
とりあえず水道管凍結防止に今夜は水をポタポタ出したまま寝ようかと思います。
皆さんも備えをしつつ、出かける方は気をつけてお出かけくださいね。