失敗したよもぎ石けん
今シーズン最後に仕込んだよもぎ石けん。
型入れの温度とタイミングを誤り、気泡が入りゴツゴツで黒っぽい緑色の失敗作になってしまいました。
（本当はこうなるはずでした↓）
手摘みしたよもぎを下処理して練り込むのですが、どうしても不けん化分が多い配合なので化学反応が不安定になってしまい、温度が上がりすぎてしまい反応が早すぎたり・・・
私が作る石けんの中で、このよもぎ石けんほど失敗が多い石けんはないのです。
真庭市は南北に長いので、今年は３月下旬から６月まで落合→勝山→蒜山と北上しながらよもぎを摘み、何度も何度も作ったお気に入りの石けん。
この時期最後の状態の良い蒜山のよもぎだっただけに、失敗して数日落ち込んでいましたが、それでもこれはこれで使い心地はいいし愛おしいと親バカな心境。
配合はオリーブオイルと米ぬか油をメインにしているので、つるつるの使用感。
北海道の北見はっか油がよもぎの香りと絶妙にマッチして、この香りと深い緑色に来年の春まで会えないと思うだけで寂しい。
先日お会いした草木染めの先生も、初夏以降のよもぎで染めると黄色っぽい色になってしまいキレイなグリーンが出ないとおっしゃっていました。
旬の野菜を食べると体に良いように、よもぎも新芽のエネルギーがみなぎっている時期に使った方が絶対にいいと思うのです。
というわけで、来年まで会えないけど・・・
ひとつひとつにスタンプを押して、なんとかそれなりの見栄えになったかな。